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Kayoma-Sdyeane Official Blog
日本のドラムレス・ドゥーム・ドローン・ユニット「カヨマ=スディーン(Kayoma-Sdyeane)」のブログです。
1stアルバム『The Living Dead And The Dying Man』(2008年)作品解説
【邦題】
生ける屍と死に往く男

【フォーマット】
CD-R

【曲目】
01.REMENBER:ONLY DEATH IS REAL (5:40)
02.The Final Day In Sodom (2:34)
03.Death From Above (4:38)
04.Dance Like Vitus (1:55)
05.Behold The Red Sky / ...Over The Land (4:01)
06.The Plague Rages... (1:35)

【メンバー】
Ossie(Vo)、lush(Ba)

【解説】
2008年1月27日に行なわれた初のスタジオ・セッションを、Ossieが自宅のPCで編集したもの。アルバムのタイトルおよび曲名もOssieが付けた。

作品のテーマは「大量死」。天災、神罰、疫病、戦争など、様々なシチュエーションで大勢の人間が死んでいく様をイメージした。

同時にタイトルは、過酷な現実社会から目を背け、アニメ、フィギュア、エロゲー、同人誌など、非生産的な快楽に逃避するオタクたち(=生ける屍)と、差別や貧困、犯罪などといった現代社会の問題に直面し、苦悩する青年(=死にゆく男)との対比を意図している。

とはいえ、かく言うOssie自身も百合物や怪獣映画をこよなく愛するオタクであるため、これはオタク・バッシングというよりも、自己の二面性に基づく葛藤を表したものと受け止めていただきたい。

ジャケット・アートは、バンド側のアイディアを元に、現代幻想画家の旗手・近藤宗臣(SAWSIN)氏が手がけた。ベースとなっているのはアルノルト・ベックリンの『ペスト』だが、同作品をモチーフにしたAUTO-MODの名盤『レクイエム』(画:丸尾末広)へのオマージュも込められている。

また収録曲のタイトルの一部にも、バンドが影響を受けたHELLHAMMER、VENOM、SAINT VITUSに対するリスペクトが反映されている。

カヨマ1stジャケ
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